<買った時から気になっていたこと・・・>
買った時から「どうもコレいかんなあ」と思っていた箇所があった。そう、マフラーだ。206のXTにはちょっと下を向いてしまった、一昔前の軽自動車みたいな感じのマフラーがついている。
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大衆車然とするならこれでも良いのだが、正直「ちょっと・・・」という感じだった。同じようなことを思うユーザーが多いらしく、某ディーラーでは特製のマフラーカッターを製作して商品化しているところもあるらしかった。マフラーカッターでもいいのだが、単純にマフラーをチューンするということはどういうことなのかちょっと知りたい気持ちもあり、「アルミの次はマフラーだ!」と密かに意気込んでいたのである。
<どんなマフラーが良いだろう?>
「マフラーを替えるぞ!」と意気込んでみたのはいいものの、経験のない筆者にとっては非常につかみどころのない命題であった。なにしろ、見てくれだけで決めてしまえるのなら非常に楽なのだが、忘れてはいけないのはエグゾーストノート、つまり「音」が変わっちまうということなのだ。いくらなんでもXTに爆音君は勘弁してもらいたい。かといって自分が思う「程よく」の程度というのはどのくらいなのか、そしてその「程よく」はどのマフラーを手に入れれば得られるのか、僕は市井に売っているフレンチカーのチューン本などを読みつつ思案に暮れてしまった。
ちらほらと他のユーザーの中でもマフラーに手を入れる人が出てきて、いくつかのマフラーの音は聞いてみる機会に恵まれた。自分のなかで非常にインパクトが強かったのはブルーマジックのチタンマフラー。インナーサイレンサーなる、要はパイプの出口から消音材を入れてやることによって爆音仕様とそうじゃない仕様を使い分けるというもの。そもそもそれが僕の好みにあうかどうかは別 として、お値段が10万円クラスと、ちょっと高い。それに、たぶんXTには付かないのじゃないだろうか。他にも同じくブルーマジックのステンレスマフラーは、がくりんさんがXT-Premiumに装着していたのを箱根で後部座席で試乗(聴)。チタンマフラーのイメージでいた僕は案外押さえるところを押さえたうるさくない音でいいなぁ、と思った。それにルックスも適度な主張でXTにも荷が重くないのではないだろうか、とも。ただその時点で冬のボーナスがどのくらい出るかもわかっていなかったため、ステンレスマフラーの74,000円という値段にも、ちょっと尻込みしてしまっていた。Devilならあと1万円、スーパースプリントだったら2万円も安く手に入る。
雑誌などのコメントを見て、ブルマジのステンマフラーとの比較とかを見るに、予算が7万円ちょっと(工賃込み)の僕としては、スーパースプリントが妥当なセンかな、と思っていた。フランス車にイタリーのチューナーのマフラーを付けることにいささか二の足踏まないこともなかったが、Devilのクォリティが最近落ちているというハナシを所々で聞いたりして、正直Devilは安くもなく高くもなくの中途半端な存在となった。雑誌で見ると、スーパースプリントのマフラーも何やら溶接仕上げが結構粗そうだったが、ま、安いからいいもんね、という非常に安直な理由で納得していた、はずであった。
<で、こうなりました>
で、結論を先に載せてしまうと、こういうことになった。
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非常にすわりが良い感じで付いています。頼んだBLのメカニックさんも、「このマフラーは非常にXTにフィットする。見た目をよくするための位 置の調整が楽なんですよ」と言っていた。太すぎず細すぎず、今まであった下向きマフラーの心持ちチープなイメージもこれでなんとか解消された。それに、さすがニホンのオリジナルチューナーのマフラーである。仕上げも申し分ない。ステンレスの光沢がいい傍役となってくれているのだ・・・・つまりは、ブルーマジックのステンレスマフラーに決定したのでありました。
マフラーを相談に行ったその日に、運良くディーラーにDevilを装着した一台のXTがドック入りしていたので、Devilとの比較はできたのだが、Devilは108パイと、XTにはちょっと太すぎて不似合いだなと思って落選(ブルマジステンは90パイ)。音は非常にジェントルで、良い感じだったのだけど、206の優しい丸みを持ったリアビューにはちょっとヤンチャすぎる太さかなと思ったので。そして、心はスーパースプリント・・・と思ったのだけど、BLのメカニックさんいわく「予算が7万あれば、ブルマジのステンいけますよ」とのこと。マフラーの工賃って1万5千円くらいかかるものだと思っていたのだが、結局工賃3000円。マフラーも値引きをしてもらって67000円まで落としてくれました。どうでも良いけど、BLで値引きをしてもらったのってこれが初めてなんだよね。206買った時ですら、端数の切り落とし位 しかしてくれなかったのに・・・。僕も「せっかくなら・・・」と一度がくりんさんのを見ている安心感もあって即決。それからは早かった。納品に3日、次の日に取り付けとこのスピーディーさもBLではまれに見ることだ。こうして僕の初のマフラー選びは終わった。
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それから今日まで約一週間、週末遠出をしたのでだいたい700キロ弱走ったのだが、周囲の人や同乗者にいろいろと感想を求めてみた。僕は欲目があるし多少うるさくても「良い音だ」などと悦に入ってしまうことは簡単なのだが、周りが不快に思う程ではちょっとなあと心配していたのだ。しかしながら、まあ杞憂だったかなと。不快な類いの音ではないのに加えて、車内の会話を邪魔するような音でもない。ワインディングなどで3000〜4000回転をキープして走る時などは、しかしヤンチャさが顔を出す、僕のイメージに合ったマフラーで非常に楽しんでいる。ルックスの、微妙な主張具合も理想的。過度に「換えてます」を演出もせずステンの光沢でほのかな質感が加わってなおよし。NAなのでエンドパイプだけ換えても理論的にパワーアップはないはずだが、それでも心無しかフケ上がりそのものがちょっとだけ、音が変わった効果 もあろうが良くなったような気がする。
嬉しくて、寒い冬空の下窓を開けて音を聞きつつワインディングを駆け上がって駆け下りて。いやー、いい買い物しました!
ぶんせきは
KENTARO