「Clair」
〜隠れてちゃいけない名曲〜
ギルバート・オサリヴァン 1972

T0P/ MUSIC ESSAY/KINKYO
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 そう、隠れてちゃいけないんです。こういういい曲は。ギルバートオサリヴァンは、未だファンが多いですね。新譜が出ると、日本でもまだまだ売れ行きはいいようです。来日も多いですし。彼の代表曲といえば、何といっても「Alone again」ですが、彼の素朴なピアノサウンドには、まだまだ隠れた素敵な曲がいっぱいあります。そのうちの一曲がこれ。「Alone again」に続くシングルとして発売され、アルバム「Tomorrow Today」に収録されています。彼の曲は、全てにおいてとても優しい。少年ぽさが、そのヴォイスからも、曲の雰囲気からも、ピアノの音色からも感じられます。ヒーリング・ミュージックとしても、充分使えるのではないかと言うほど、心に優しく触れる音楽です。使っている音は、はっきり言って古い。古いけれど、新テイクなど間違っても録ってほしくない。この曲には古い楽器が似合います。イントロで使われている口笛といい、ハープシコードの音色といい、何とも昔を思い出させてくれます。夜寝る前や、何かをしながらの時、とても心地の良いBGMになりうるでしょう。
 ピアノを弾くアーティストは、スティーヴィー・ワンダー、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、大江千里など、僕の好きなアーティストが多いのですが、「ピアノが似合う」となると、僕はこのギルバート・オサリヴァンを真っ先に挙げてしまいます。とにかくピアノの傍らにいることが何ともよく似合う人です。これを見て、オサリヴァンを聴いて「いいな」と思った人は、(なかなか無いですが)「Rare Tracks」というアルバムも聴いてみて下さい。隠れていた歌ばかり集めたものですが、宝石がたくさん詰まっています。また、このジャケットも、とてもかわいいです。ギルバート・オサリヴァンは、オンナノコの愛聴盤がお似合い。


ぶんせきは
KENTARO