「大空と大地の中で」
T0P/ MUSIC ESSAY/KINKYO
松山千春 1976
GUESTBOOK/BACKNUMBERS
松山千春の唄の良さは、北海道に行って、北海道で聴くことによって増幅する、というのをなんかで読んだことがある。筆者はあいにく北海道に一回も行ったことがないのだけれど、それでもこの唄からは北海道がじかに伝わってくる、そんな気がする。
また、この曲を聴くとなぜか「頑張ろう」という気になる。なぜかはわからないけれど、背中を押されてしまう。なにかこう、息詰まった時に聴くと、ふっと楽にさせてくれる、前が開けるような気がする。
思えば、とうの昔に唄に地域性なんて、なくなってしまった。現在次々と生み出されていくヒット曲に、地域性を押し出したものなど、ほとんど皆無である。ウルフルズなどの関西テイストを前面に押し出したものもあるにはあるが、それは楽曲には反映されていない。自分の生まれた、育った、又はそうじゃなくても特定の地域に根ざして唄っていくといったスタイルは、完全に地位を失ったと言っていい。(DA.YO.NEをはじめとする一大ムーヴメントが、最後であろう)
この曲は、実はシングルにはなっていない。しかし、かなり有名な曲であり、CMでも使われたりしたので、聴いたことのある人は多いと思う。松山千春のデビューアルバムに収録されている。これから北海道へ行こうとしている人、ぜひ、この曲を携行することをオススメする。そして、筆者もいつか、この曲を携えて北海道へ行ってみたいと思う。(この曲、近々、北海道のメダリスト5人に捧げるべく、レコーディングし直されてシングルとしてリリースされるらしい。)
ぶんせきは
KENTARO