「春はまだか/MOTHER」
浜田雅功/PUFFY

T0P/ MUSIC ESSAY/KINKYO
GUESTBOOK/BACKNUMBERS


 浜ちゃんの唄について書こうと思ったら、「春浜田か」なんて変換されてしまった。全く、おばかだ。ATOK11を買おうかな。こんな状態で、卒論やってたから、大変だった。メンテナンスは、きちんとしよう。

 奥田さんが浜ちゃんに曲を書いたと聞いたのは、1月くらい前でしょうか。例の「HEY!HEY!HEY!」かなんかで引っ張って引っ張って、盛んに宣伝していました。浜田さんというのは、今までどっちかっていったら小室さんよりの方だと思っていたので、びっくりしました。全く諸行無常、今や誰が誰に曲を書くかなんて一寸先は闇、分かりません。そんで、借りて聴いてみてまたびっくり。これって、演歌ですね。いや〜、奥田さんに演歌の才能があろうとは、思いませんでした。「〜のでしょう」なんていう、サビの最後なんてもろ演歌を書いた吉田拓郎みたいで。

 ひさしぶりに、奥田さんの駄作を聴かせていただきました。こんな唄、スキーにいく気なんておこらないでしょうに。あ、それが奥田さんのねらいだったのかもしれない。「こんな唄だったら、俺でもつくれるよなあ」って思った人、いっぱいいるのでしょうね。ま、最近はそんなんばっかりだけど。コードも単純だし。コピー一発!という感じですな。ユニコーンのときは駄作は少なかったのだけど、ソロになってからだいぶ増えましたね。陽水さんの怠け者癖がうつったのでしょう。陽水さんは、せっせと仕事しているようだし。

 ひきかえ、「MOTHER」はなかなかです。やーればできるようですね。奥田さんも。まあ、これで彼にとって浜ちゃんがどんなもんの存在なのかは、分かったようなものですな。今までのパフィーっぽさを求めるならば、C/Wの「ネホリーナ、ハホリーナ」でしょうけど、これからのパフィーは「MOTHER」の路線で行って欲しいものです。そして、一部の、ホントに一部の固定ファンをつけつつ、ひっそり音楽シーンからFADE OUTでしょう。「あぁ、わが道を行っちゃってるからしょうがないのよね」と人は思ってくれるのだろうし、一般的に受け入れられがたい路線に走っておくのがこういう時の自己防衛策です。KANは、今になっても「愛は勝つ」と同じような唄ばっかりつくっているから、「一発屋」などと呼ばれるのであって(B.Bクイーンズ山根康弘も同じ)、その点、うまかったのは小沢健二。人気が斜陽になった途端見事に音楽性を変えてきましたし、お名前にも傷がつきませんでした。一時期落ち目になった頃の陽水、拓郎も、同じ手を使っていますね。「CMに曲を書くなんて、拓郎は商業主義に走った!」とかいわれていたようですし。本人にとっては、計算ずくのことだったのかもしれません。だからこそ、キンキキッズと一緒にはしゃいでいられる今がある、と。奥田さんも、「愛のために」が予想以上に売れて、そのあとの「息子」で同じような手を使って上手にミーハーな馬鹿共を散らしている前歴がありますから、そういったテクニックは修得済みでしょう。

 パフィーは、したたかそうだから、一発屋は似合わないですしね。浜ちゃんは、唄は本業じゃないし、どーせまじめにやってなんかいないから、あのぐらいでいいか、と。小室さんにはJUNGLEの実験台にされるし、奥田さんには手を抜かれるし、じつは友達少ないのかも、浜ちゃんは。


ぶんせきは
KENTARO