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投稿者 Kobaken_Admin_2004 : 08:23 AM

僕と君の全てをロックンロールと呼べ(2006)

「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」 サンボマスター (06/05/24)
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前作とくらべてどうかとか、1stへ遡って考えるとどうか、というような冷静なレビューもできるのかもしれないけれど、サンボマスターの渾身の新作は、まずはOKだと思う。曲数は多いし、聴いているシチュエーションによっては正直もたないところもあるのだが、それは聴き手側の問題としてしまいたい。この田舎のもてなしのような18曲のアルバムは、1年以上溜めた彼らの勢いみたいなものを凝縮している。僕は5割くらいの確率で昨年まで築き上げてきた勢いはしぼんでしまうかなと思っていたのだが、杞憂に終わったようだ。すばらしい「ロックンロールの時間」。

アルバムの構成は前作のストレッチ的な要素が強いが、彼らの特徴のひとつである、コジャレた(@奥田民生評)メロディや山口の声の振り幅が前よりワイドレンジになった感じもある。特にM14の「ベイビー優しい夜が来て」は、スローバラード・ミディアムバラードでの彼らの良さを決定付けるような傑作だと思う。僕はそれ以前のアルバムを聴いた後よりも、このアルバムを聴いたあとのほうが「サンボマスターっていいメロディをつくるよな」とより強く思う。

アルバムとしてのまとまりはイマイチで、冒頭に「田舎のもてなし」と書いたが、作り手側としては選曲・曲順にもそれなりの思い入れがあるのだろうが、聴き手側としてはそれどころではない大盛り料理といったところ。まあ、お腹をすかして食べれば、いいんだけどさ。

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彼らは山下達郎に「こういう音をやっていてなぜキーボードがいないのか?」と訊かれたらしいが、バンドという枠組みにするかどうかは別にして、これからも変なこだわり無く音数を増やしたり、いろいろな楽器を入れたりしたサンボの音が聴きたいと思う。ロックンロールの一体感や高揚感もいいけれど、それだけで突っ走るにはこの声とメロディは、勿体無い。

投稿者 Kentaro_Auth : 09:45 PM

Bacharach At The Movies(2002)

「Bacharach At The Movies」 Burt Bacharach (06/05/19)
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きれいなメロディや弦の音、スケールの大きい映画音楽を聴いたりするのは、わりと様式美にこだわった音楽を好む身としては至福の時間といっていい。映画音楽では定番のジョン・ウイリアムズやディズニー映画で有名なアラン・メンケンなど、僕は最近邦画も面白く見ているので、映画は洋画に限るとは思ってはいないが、いわゆる「いかにも」な映画音楽は日本の人がつくったやつだとイマイチなことが多い。日本の音楽家がつくる映画音楽はなんとなく、スケールの大きさを求めるのに弦に頼りがちだったりするので、一本調子な感じが否めないのだ。逆に、弦の繊細な良さを引き出すのは長けている感じはするが。

バカラックの映画音楽は弦だけでなくブラスの音がフィーチャーされていて、古いんだけどものすごくモダンな感じがする。先に名前を出したような人々に比べると、スケールを取らずに洗練された音とモダンなアレンジ・メロディに徹している気がする。それが、初出から時を経ても音の輪郭がはっきりと聞こえるような気がするゆえんなのだ。こういう音がそんなに大きくない音で部屋に流れていると、とても気分がよくなってしまう。

このアルバムはバカラックの映画音楽ばかりを集めたものだが、最近の映画から往年の名作まで、熱く粘るTom Jonesから、とてもおなじみのBJ Tomasまで。いろいろ企画盤が出ているバカラックだが、この1枚は余裕のある休日の友にあると気持ちの良いアルバムとしてよいセレクトだと思う。(06/05/19)

投稿者 Kentaro_Auth : 02:05 AM